土づくりと農業
土を掬う両手

土づくりとは、農業を営むうえで欠かせない、大切な第一歩です。土づくりに打ち込むことで、作物が生まれながらに持っている生命力を最大限に引き出せる一方、それがおろそかでは、思うような結果は得られません。

“土をつくる”とはすなわち、大地が育む生命をよりいっそう輝かせるための努力。それを人にたとえれば、知力・体力を養いながら、健やかな日々を送れるよう心がけるということです。その知力・体力を作物のために投じることができるのもまた、作物によって生かされる人自身です。

人と土が一緒になって実りを得る。それが農業。

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私が傾倒する島本覚也氏(”島本微生物農法”を確立した人物)の言葉に「地力に優る技術なし」というものがあります。土と作物に向き合う日々を重ねるほど、まさしくそのとおりだと思います。いたずらに技術を追求しなくとも、畑の土がしっかり整ってさえいれば、優れた作物が出来ます。反対に、土をないがしろにした畑では、どれだけ高度な栽培技術があっても、満足な実りを迎えることができません。技術や理論だけでは、農業は務まらないのです。

​ふくはちファームの土づくり

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ここで島本氏が唱えることのすべてを語ることは到底できませんが「作物を育てることの前提として土がある」ということを再認識できたことが、わが農園のいまを形づくっています。

農家の務めは、作物が持つ力を最大限に引き出すことにこそあると考えます。それを実現するためには、再三繰り返すように土づくりがなによりも最優先。─そこに生(せい)を育む─これを可能にすることが、農業の根幹であり魅力なのかもしれません。

土を介して生(せい)を育む

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農業をひとことで言うと、とても面白く、飽きの来ない仕事です。その醍醐味は、ひとつの作物を栽培するにも、さまざまな考え方や手法があるという点に尽きます。

このふくはちファームにも、多種多様な農法に学び、そして行き着いた答えがあります。それは「結局は土づくりなのだ」ということです。そのことに気付かせてくれたのが、先述の”島本微生物農法”。作物を育む地中の環境を、微生物と酵素のはたらきで機能的に整えていくというものです。

農業という仕事の魅力

美味しい桃とは、そして美味しい生姜とは。

ふくはちファームが手がける生産物は、私たちが来る日も来る日も全力を注ぎ、苗木や株、そして土と向き合い、精魂を込めた結果として実りを迎えたものばかりです。微生物農法を学び取り入れ、可能な限り有機無農薬栽培に徹したことでようやく、もたらされた作物たちなのです。

美味しい桃や生姜は、全国各地にあるものです。どの桃やどの生姜が美味しいか、それは消費者のみなさんが決めていただければいいと考えています。それでもこうして自分たちが手がけたものをご紹介するからには、どこに出しても恥ずかしくないという自負があります。